Sunday, April 24, 2011

カリフォルニアの政治


授業のひとコマ。このクラスではカリフォルニアの政治を勉強してるんですが、つまらなさそうと思ったら意外に興味深くて驚き。

この日は州知事のスポークスマンをしていた方がゲストスピーカーでした。シュワルツネガーの裏話が面白かったよ。

選挙活動の時に「投票してください」っていう電話をかけるのはボランティアの学生が多かったりするんだけど、その時にサンディエゴのオフィスにもやってきて「いつも手伝ってくれてありがとう、今日は僕も参加するよ、ワハハ」と電話をかけ始めた彼。

ところが「始めまして、アーノルド・シュワルツネガーです。選挙のことなんですが・・・」と始めると、「今ちょっと忙しいから」と断られ、結局相手にされたのは2,3件だったそう。

これはいかに一般市民の政治への関心が低いか、また電話での選挙活動が難しいかという話の例だったんだけど、面白いよね。

普通にシュワルツネガーと話せる機会があったら断る人なんていないだろうに、顔が見えない電話先だとあのオーストリアのアクセントを持ってしても興味を持ってもらえないんだね。

ほかにはカリフォルニアの中でも文化に政治的思想に違いがあるという話。例えば私の住むサンディエゴは非常に保守的で、国境に面している割には住民も白人の割合が高く、移民やゲイ・マリッジには反対の人が多い。

反対に、サンフランシスコら辺は物凄くリベラルで、世界最大規模のゲイパレードがあったり、妊娠中絶も人権のひとつという考えの人が多かったり・・・という話とか。

ゲイ・マリッジや中絶、移民等の問題は人々が大きく関心を抱くものなので、選挙でも積極的に戦略に練りこまれています。今の日本でいうと、原発問題への関心度が選挙に使われるのと同じですね。

日本にも地域的に自民党が強いところとかがありますが、アメリカも地域によって民主党と共和党にきれいに分かれているので、その背景的な理由を知れて面白いです。

話がずれるけど、授業のノートは皆さんパソコンで取るんですよね、こっちの人。しかも8割以上がマック。さすがアップル様の本拠地。

2年前に編入してきた時は驚いたけど、実際パソコンじゃないとノート取りきれないくらいの講義が多いので、納得かも。時代は変わるね。

来週は中間テストがありまふ。卒業まであと少し、頑張るど~。

Friday, April 22, 2011

Does that make me crazy?



これハンパないす。Adam Levine(歌い出しの人)セクシーすぎ。アギレラさん格好よすぎ。新しい番組のプロモーションだよ。アーティスト達が新しい歌手を発掘するみたいな番組。私テレビ全く見ないけど、これは面白そう。

昨日は卒業単位が0.5単位足りてないということが判明して体中の血液が冷たくなるくらいショックを受けたんですが、10人くらいの教授に「助けておくれ~死ぬ~」ってメール送ったらなんとか来週から心理学の授業をひとつ追加できることになりました。

(あ、日本では単位足りない=F取ったみたいな響きらしいけど、こっちでは受講した授業の総数が足りなかったってことを意味します。親にいわれのないお叱りを受けたので、念のため。)

勢い余って生物化学の教授とかにまでメールしたからね。そんなん追加しても結局Failを食らうのが目に見えてるわん。

あと夏の間のハウジングも見つかったのだ。久々に同世代の若い子達と住むので、学校と子守とインターンしかない根暗生活から脱出できるかなと期待しています。

あと数ヶ月で卒業だなんて信じられない。私はアメリカに残ることにしますた。そして就労ビザが取得できなければ、ひっそり日本に帰って就活し直します。ひー。

親には心配ばっかりかけて申し訳ないんですが、一度の人生を納得いくように生かしていただいているので非常にありがたいです。

毎日楽しいと思えるって素敵なことね。感謝しなきゃ。

Monday, April 18, 2011

Never get too busy making a living that you forget to make a life.


Never get too busy making a living that you forget to make a life.
(生計を立てるのに必死になりすぎて、人生を築くのを忘れないで)

これ、オフィスに貼ってある有名なquoteなんだけど、こういう人生送れたらいいなあ。


やっぱりwork=lifeってのは私の中でどうしても成り立たないや。


"yum yum in my tum tum."

Sunday, April 17, 2011

ビーチサイドをジョギング

今まで5年以上ずっと運動と無縁の生活をしてたのに、何を血迷ったか私、ここ2ヶ月くらい毎日ジョギングしてるんです。

ずっとジムでやってたんだけど(スレンダーな人見てるとやる気が出るしね)最近急に暖かくなったのでビーチサイドを走ることにしました。

ここはサンディエゴの高級住宅街でDel Marという街のビーチなんだけど、色んなお花が植えられててすごく綺麗でした。毎日車だとこういうところに気がつかないから、たまに外を走るのもいいね。

今日は写真撮りすぎて全然まじめに走らなかったので、結局ジムに行くことになったんだけどさ。こういう素敵な景色を見るとすぐにお母さんに見せてあげたいなと思ってしまうのよね。

ホームシックとはまた違うんだけど、最近親子愛にひたすら弱くなってます。

授業でとなりのトトロの映画を見たんだけど、サツキがお母さんに髪を梳かしてもらってるシーンでなぜかウルウルしてやばかった。

それはさておき、お楽しみあれ~。












アメリカの家は建売が多いので、みんな似たような外見のことが多いんだけど、この辺はかなりリッチなところなので注文住宅ばかりでした。

綺麗なお花見ると元気が出ますなあ。やっぱりカリフォルニアの空って素敵。

迷う将来


今日もサンディエゴは快晴、気温30度。

日本の同級生はほどんどみんな社会人になり、不安ながらも着実に新しいフェーズへ溶け込んでゆく姿が見てとれ、心から応援する気持ちと共に焦りも感じています。

私は卒業を9月に控えて、未だに進路が決まってません。決まってないというか、決めてないというか。

東京で非常に興味のあった会社からいいお話を頂けたんだけど、今になって「果たしてこのまま日本に帰って私は幸せなのかな」という気持ちが日に日に大きくなっていて。あれだけ日本で働く気満々だったのに。

大学時代をアメリカで過ごすうち、なんとなく将来もこの土地で生きていくんだってのを頭で描いていた自分がいて、いざ帰国が迫ってみると「ここはお前のいる場所じゃないんだよ」と追い出されるような感じがしてすがりつきたくなる。

私は英語という言語は本当に面白いと思うし、その英語から生まれる西洋文化、その文化が作り出す新しい英語もまた面白いと思う。

英語を使う仕事なんて日本を含めて世界中にあるんだけど、アメリカに住んでるからこそ経験できる「異文化」は日本にはない。コーヒーショップの店員の他愛ないジョークであったり、ホームレスが行きかう人にピースサインを送る姿であったり、金曜日の午後のガラガラになったオフィスであったり、そういうのを純粋に日々「アメリカ」としてappreciateする自分がいる。

日本では「北海道の人」とか「○○高校出身の人」とか小さなくくりで自分をカテゴライズするんだけど、外国にいる間は大抵の場合自分を「日本人」として意識していて、普段なら意識しないような小さな習慣すらも”異文化交流”の対象となるのが、本当に楽しい。

たとえばアメリカ人(白人)にすれば、朝ごはんをガッツリ食べるのは信じられないらしくて、朝ご飯とお味噌汁と野菜とかを食べてる私を見て悪気もなく"No way, rice for breakfast?"とか突っ込まれることがある。(えーナイナイ、朝食にご飯とかナイ!みたいな感じ)

これって実際かなり失礼な発言だと私は思うんだけど、こういうのも「自分の文化が世界の標準だと思い込んでるアメリカン白人」の典型的な面が垣間見えるシーンなので、面白い。

こういう小さな「異文化交流」が、この4年間で何より意識してきたものだし、これからもずっと自分の目で見ていたいと思う。

だから、卒業してこのまま日本に帰っていいのか本当に悩む。

アメリカに残ればコンサルティングの職を新卒で得ることはまずありえないし、そもそも仕事を見つけられるかどうかも怪しい。

でも挑戦しないで後悔するより挑戦して後悔したほうがいいって聞くし、やっぱり残って可能性を試したいという気持ちが大きい・・・のかなあ。

わから~ん。でも最終的には「人生楽しかった」って言えたらそれでいいんだけどね。そう考えれば少しは単純になるのかしら。