Sunday, April 25, 2010
事故
私の愛車、緑のビートル。
ビートルはカブトムシ、つまり虫って意味なので、人はよくバグとかバギーとかって呼びます。
見た目も走りも本当に可愛くて、信じられないほど小さいトランクさえも気にならないほど可愛がっていたバギーが、このあいだ巨大トレーラーに衝突されてみるも無残な姿になっちゃいました。
ちょうど高速にのった辺りで、やや左後方からきていたトラックに衝突され、5斜線ある高速の反対側までスピンしながら突き飛ばされました。
生きてるのが奇跡といってもいいくらいなのに、体は無傷で済んだんだけどね。
中央のガードレールに衝突して停車した私はただ震えることしかできなかったんだけど、目撃者の人たちも前後に車を止めて警察を呼んだり私の正気を確かめてくれたりしてるうちに事情聴取が始まった。
目撃者の証言が終わって私と警察の話し合いになったとき、「アジア人の女性はもともと運転が下手だからね。あなたの証言もどこまで信頼していいものか」と面と向かって人種差別発言をされて、そんなこと初めてだったので何も言い返せなかった。
私は交通ルールを守ってた自信もあったし、一瞬の出来事だったからただただパニックしてたのに、あんな扱いを受けるなんて、と後から考えて腹が立ったよ。
アメリカは日本とは違って過失割合というものが存在せず、白か黒かになるので、結局警察のレポートが出来上がるまでの2週間は本当に気が気じゃなかった。
車がないと学校まで自転車で1時間もかかるし、公共交通機関を使おうと思えば3時間かかるというアホ加減なので、アメリカでの車がない不便さを久々に痛感したわ。
警察署に行ったりその他いろいろの手続きで車がどうしても必要だったのでレンタカーもしたんだけど、1週間で$400だからね。
まあ結局レポートにはトラックドライバーの過失が明記されてあったので、レンタカーを含む事故によるすべての経費は相手の保険で支払われることになり、私には1銭の支出もないんだけどさ。
これが私の過失になっていたら、保険料は上がるし、車の修理その他で巨額の出費だし、免許に記録が残るしで最悪の展開になってたね。
人種差別の悲しさや人の温かさ、手続きの面倒さ、いろいろを学んだ出来事でした。
ちなみに私にぶつかったのはこんなトラックでした。こわっ
事故は怖いね。笑い事じゃないよ。
皆さんも気をつけて。
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