英語ではくどき文句のことをPick Up Lineといって、女の子を拾うっていう軽いニュアンスです。有名なPick Up Lineにはバカなものがたくさんあって、私のアホな彼もpick up lineを集めたポスターを部屋に貼っていたりします。
ただそこに使われてる英語には頻繁に使われるイディオムが結構あったりするので、生の英語を勉強する分にはとてもいい教材だと思います。そんなおバカなくどき文句をいくつか紹介。
- I hope I brought my library card, because I'm checking you out.
(図書カード持ってきたっけな。。君をチェックアウトするところだからね。)
check outは図書館などで「~を借りる」といった意味で使われます。ただそれを人に当てはめると、いい女/男として「チェックしておく、目をつけておく」みたいな意味に変化するんですね。だからここでは、「いい体してんね~」ってのと「お持ち帰りしていい?」っていう2重の意味が込められているわけです。
- Want to get some air? You took my breath away!
(外の空気でも吸いたいの?僕のことをこんなにときめかせて!)
これは日本語にすると意味不明ですが、get some airは外の空気を吸いにいくっていうイディオム。take my breath awayは「はっとさせる」とか「ときめかせる」という意味で使われると同時に、もともとの意味は「息を取る=空気を吸う」となるので、まあこれも掛けことばみたいな感じですね。
- You dropped something. [What?] My jaw.
(何か落としましたよ。[え?]僕のあごです。)
drop one's jawというのは何かにあっけに取られて口をあんぐりと開けるという意味なので、この場合はまず「何か落としましたよ」と声をかけておき、”you dropped my jaw”つまり「あなたの美しさにあっけに取られてしまいました」となるかなりクサいくどき文句です。
- Did the sun come up or did you just smile at me?
(今日の出の時間だっけ?それとも君が僕に微笑んだだけかな?)
これは日本語でも通じるね。太陽=まぶしいというのが前提にあって、つまり「君の笑顔がまぶし過ぎるよ」みたいなクサクサな一言。
まあ実際こんなpick up lineを現実で使ってる男なんて聞いたことないです。クサすぎても女の子が逃げてくだけだからね。ちなみにクサいは英語で"corny"といいます。陳腐な、ださい、とかそういう意味。
ただ英語をしゃべる殿方は日常生活でも歯の浮くような台詞をまるでケーキを食べるかのごとく言ってみせるので、単純な私は胸キュンすることが多いです。
今まで言わたセリフでいまだにキュンキュンするのは
- It doesn't take a genius to figure out that I like you right?
(天才じゃなくたって僕が君に惹かれてるってことくらいわかるだろ?)
- I can't keep my eyes off of you.
(君から目が離せないよ)
- You make my life great.
(君が僕の人生を素敵にしてくれる)
などなど、ですね。
日本人と付き合ってもこういうアマーイ言葉を言ってくれるのかな。どうなんでしょ。一度はしっかり自分の国の人とお付き合いしてみたいもんですな。
韓国人と付き合ってたときもこういう言葉を言ってもらったことが何度もありましたが、彼は韓国出身だったので英語の発音悪すぎて全然心に響かなかったっていうのは秘密です。
やっぱり現地っぽい発音のほうがぐっとくるよね。白人に日本語で「アナタヲアイシテール」とか言われても実際微妙だしね。そんな私はアメリカかぶれーーでも気にしないーー
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