アメリカ人は自由だなと思う理由のひとつに、彼らの人生に対する考え方がある。
私の印象では、日本では”良い”大学を出て”良い”仕事につくことが成功とされていて、無意識のうちにそれを目標としてる人が多い。
”良い”の価値観が統一されていて、社会的なステータスが高ければ高いほど”良くできた”人として評価される。
もちろん有名な会社に入ってたくさんお金を稼ぐことは悪いことではないし、幸せのあり方のひとつではある。
けど、人とは少し違った夢を持つ人が見下されてしまうような社会はとっても寂しいと思う。
アメリカ人の友達と将来の話しをしていると、「どこの国に住みたいか」から始める人が結構いる。
「アフリカで数年レゲエを勉強してから大学院に行きたい」とか「中国で数年英語を教えてから戻ってきて中国茶を輸入するビジネスをやりたい」とか「とりあえずイギリスに住んで働きたい」とか”安定したプラン”に目標の軸を置かない人が多いことに驚かされる。
日本で仕事も決まってないのにとりあえず海外へ行くことを考える人なんて、あんまりいないよね。
”良い”仕事の持つ意味は人それぞれで、その人の興味や能力が最大限に生かせるところを意味することが多い。
転職を重ねるのも珍しくなくて、むしろ転職が多ければ(場合にもよるけど)ハングリー精神の強い人だと好印象を与えることもある。
夢を追って貧乏なままの人もいるけど、それでも社会的な味方を得やすい国だと思う。
もちろんアメリカにだってハーバードやMITに入っていわゆるエリート街道を夢見て勉強に明け暮れる人だってたくさんいる(アジア系アメリカ人には特にそういう傾向がある)けど、こういう多様性に寛容である国柄はいいなと思うよ。
新卒という肩書きがブランド扱いされる日本では「卒業してから世界一周してその後はまた後で考える」なんてのは簡単に実現する話ではないけど、新卒だからって特に差別されないようなアメリカでは良く聞かれたりする。
実際にインドに旅行したときに会ったバークレーのビジネスを卒業したアメリカ人も世界一周中だったしね。
とりあえず内定を取らなきゃと学生を必死にさせる日本社会はどうかなとたまに思うよ。
大体新卒じゃなくなったからって何が違うわけでもない。
そんなプレッシャーの元に仕方なく就いた職場では、楽しくなるはずの人生も辛いものになってしまうかもしれない。
もちろん、第1希望の内定を得られた人にはおめでとうをいいたいし、そうでなくてもその仕事に一生縛られる必要なんてないってことが伝わるといいな。
たった1度しかない人生なんだから、好きなように充実させるのが一番だと思う。
アメリカのこういう寛容性が好きです。
WYSで一緒やった恵美です!久しぶりー♪*。
ReplyDeleteまりちゃんの日記いつも楽しみにしてるよ★
この日記、本当に色々考えさせられました。
あたしの周りは今就活真っ最中で・・・2か月前まであたしもそれに習って何となくやってた。
けど、どの企業受けても(本当にやりたいことはこれなのか?)って思いが消えんくて。
みんながやってるからやってるんじゃないのか。
安定が欲しいからとりあえず就職したいんじゃないのか。
あたしの人生これでいいのか?
って思ったら、“違う”って思った。
ちょっと家庭が大変なのもあって、今はとりあえず就活辞めてる。
周りの友だちも結構悩んでて。
やりたいことは別にあるけど、それをしてしまったら新卒として扱ってもらえないのが怖い
とか
とりあえず就職するけど、続けるつもりはない
とか。
まりちゃんの日記見てハッとしたよ。
何で日本はこうなんやろね。
思えばみんな受験合格=ゴールで、
将来の夢=ゴールって考えた人は少ないような気がする。
アメリカにおったとき、周りのSeniorがみんなそれぞれ違う道を見て驚いたのを覚えてる。
「私はこうなりたい」
「僕はこの勉強がしたい」
そういうはっきりした意思を持つことって、
簡単そうに見えて実は難しいことなんだって
今更気づいたよ。
まだこれから先不安しかないけど、
とりあえず自分にとって満足できる人生
後悔のない人生を歩むために
しっかり考えたいな。
まりちゃんありがとう*
また会おうね!関西案内しなきゃ★
えみちゃん久しぶり!ごめんね、コメント今気づきました。
ReplyDelete悩むよね。やりたいことが見つかるきっかけや決まる時期なんて、人それぞれなのに。
でも、悩むのも自分を見つめるいいきっかけだからいいのでは?
やっぱり新卒じゃなくなるのは日本では大きいし、就活する上では不利なのかもしれないけど、その後納得行かないまま働き続けるよりはいいのではと思います。
時間を取って悩む余裕があるかどうかにもよるんだろうけど。
えみちゃんの納得いく答えが見つかるといいね^^