ミニギャング・アンディーの話。
私は子育ての本を読んだこともなければそれ系の教室に行ったこともないので、「正しい」3歳半の子供の扱い方はわかりません。
私が子供を叱る基準は、私の親だったら怒るかどうか。
機嫌がいいと天使のようなアンディーですが、今日はご機嫌ナナメだった模様。
子供の夕食は、食べたいもののリクエストを聞いてそれに野菜を添えて出すっていうのがいつものスタイルで、今日はアンディーから豆入りのリゾット、アビーからマカロニアンドチーズをリクエストされたのね。
で、作って出すと、アビーのマカロニを見るなり「僕こんなの欲しくない!アビーと同じのが欲しい!!!」と自分のリゾットに唾を吐いたアンディー、カチンな私。
私: 自分で欲しいって言ったからリゾット作ったんだよ。違うものが欲しいならそれ食べてからにしなさい。
ア: やだ!こんなの嫌いだ!(リゾットは彼の大好物)じゃあ何も食べない!!
私: あ、そうなんだ。じゃあ今夜はアビーと二人で映画を見なきゃいけないのか。残念だな~。じゃあこれは下げるね。(毎晩暗くなると映画を1本見るのが1日の楽しみの彼ら)
ア: 待って!!!食べるから!
しめしめ、チョロいもんよと思っていると。。
ア: この赤いスプーンやだ!!オレンジのスプーンがいい!!今すぐ持ってきて!
私: もうスプーンがあるのに新しいスプーンを持ってこなきゃいけない理由はありません。違うのが欲しいなら自分で持ってきなさい。
ア: やだ!リンジーが持って来い!ぼくまだ小さいからやりかたわかんない!(機嫌がいいとホイホイ自分の皿を用意したりする彼)
私: あら残念。私もこの家に来たばっかりだから見せてくれないとわかんない。
ア: (少し睨んだあと)。。。じゃあどこにあるか見せるから、そしたら持ってきてね。(足を踏み鳴らしながらキッチンまで行って、オレンジのスプーンを掴んで掲げる彼)
ア: これ!!これがほしいの!!わかった!?
私: あーそうなんだ。ほーら自分でできた。なんて頭がいいんだろうね~(拍手)
そしてハメられたとわかっていっそう睨みを強めた彼ですが、やっと食べ始めました。
もう会話してる間中、全身全霊の怒りをこめて叫ぶので、彼の小さな体は文字通りわなわなしてました。
でも少し気になったのが、食事やスプーンを取り替えない私を見てアビーが発した「リンジーさ、アンディーのことどうでもいいと思ってるの?」という一言。
普段ならママ・クリスが何でも要求どおりに彼らのしたいようにしてしまうので、そうしない私は「子供のためを思ってないヒドイ奴」に見えるのかな。
クリスによると、子供の要求は自己主張をするいい訓練だからなるべく聞いてあげるようにしてるらしい。
私からすれば、だから何でも自分の思い通りになると思ってる自己中アメリカ人が増えるんじゃないの?って感じですが、彼女の子供だしね。
こういうの時はママの方針に従うべきなのかなとも思うけど、私はあくまでベビーシッターであって奴隷じゃないからね。
まあ子供は怒ってもすぐに忘れるので、ご飯の後は天使のアンディーが舞い降りて楽しく一緒に映画を見たんだけど。
悩むわん。
なるほど。かく子育てあって、かくアメリカ人ありきか。主張すべき時をわきまえるよりも、まずは主張をという考えも理解できるよね。
ReplyDeleteしかしながら、叱られて正しい主張、というかお願いの仕方や時を学んでいかねばならないのが幼少期だと思われる。なので、愛の鞭は継続すべきだー。
ただ、親御さんから債務不履行でsueされないといいがねww
元気?オリオです。いきなりブログにコメントをする私。僕は来春から広告屋さんになるよー。まりぺーは充実しているようで何より。東京に立ち寄る際には是非ご一報を!
おりお
あらオリオー久しぶり~!
ReplyDeleteへえ広告、面白そうだね。内定おめでとう!!!私の就活はまだ始まってもいないよ。オリオも学生団体やらいろいろ充実しているようだし、素敵な最後の学生期間を過ごしてるみたいでうれしいです。
東京行ったら連絡します^^