Thursday, May 27, 2010

フラターニティー

私はUCSDに来てからAlpha Phi Omega(アルファ・ファイ・オメガ)というボーイスカウト精神を理念に掲げる団体に所属しています。

こういうギリシャ文字を使った団体のことをフラターニティー、女子限定のものをソロリティーと呼ぶんだけど、種類もいろいろで、日本で言うところのサークルに近い感じ。

サークルと違うのはメンバーとして認められるためにプレッジという期間を過ごさなければいけなくて、団体によってそれぞれ与えられる課題が違うのが特徴。

たとえば私のΑΦΩはコミュニティーサービスにコミットする団体なので、3ヶ月間で最低15時間のコミュニティーサービス(ボランティア)、団体の歴史のテスト、合宿その他いろいろが条件になってる。

ビジネス系のものだと、グーグルの企画グループに参加して決められた期間でマーケティングプロジェクトを企画して実行するとかいう面白いことやってる所もあります。

単なる社交目的(パーティー三昧)の団体は別として、たいていのフラットやソロリティーには長い歴史があって、大きな大学には大抵支部があるので、全米規模での大学間交流がもたれたりもします。

今アメリカを代表する各界の著名人(ヒラリークリントンとか)も大学時代にはこういう団体に入っていたので、コネクション作りに大きく役立つことで知られています。

完全なるコネ社会のアメリカでは、フラットやソロリティーのつながりを通して就職先を見つけたという人も非常に多いしね。

今は少なくなってきてるけど、フラットハウスやソロリティーハウスというのも存在して、みんなで一緒に生活して家事を分担して協力の大切さを学ぶってのをしてるところもまだある。

完璧個人主義のアメリカにおいて、こういう仲間意識や集団生活に重点を置いた体育会系のものは珍しいと思う。

それにプレッジ期間には”お世話係”としてその人の性格や興味に合うような”Big Brother”または"Big Sister"という人が与えられるの。

私にも年下のBig Sisがいるんだけど、とおおっても面倒見がよくて気のいい子。

私は彼女に出会えたおかげでUCSDライフが充実してるといっても過言じゃない。

ただ留学生でこういうのに入る人はほとんどいません・・・なんでだろね。


まあなんでこんな話を書いたかというと、6月が年度の終わりであるアメリカでは5-6月がお別れのシーズンで、大抵Banquetという宴会のようなものが開かれるからです。

そこではLittleがBigに対してPaddleを送るのが昔からの習慣で、私も土曜日にBanquetがあるのでちょうどpaddleを作り終えたところ。



これから初めて、



こんなのが出来ました。

可愛いでしょ。

iLFSってのはI(私は)Leadership(リーダーシップ)、Friendship(フレンドシップ)、Service(ボランティア)の精神に忠実に生きますっていう略です。

昔はフラットのギリシャ文字と名前を木に掘るっていうシンプルなものだったんだけど、最近ではBigの好きなものでデコレーションするのが流行ってるみたい。

私のビッグシスター・ランフィーは紫とパンダが大好きなのでこんな感じになりました。

ちなみに伝統的なパドルはこんな感じ。今住んでる家のママ・クリスも持ってます。



長くいろいろ書いたけど、単に私の工作を見て欲しかっただけです、へへ。

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